法師

この年、この月、この日。 「生涯中この一回の他にはあらず」 1300年余り受け継がれてきたおもてなしの流儀。 日本の歴史とともに歩んできた宿がここ、法師です。 開業は、718年ー養老二年。 「世界で最も歴史のある旅館」として ギネスに登録されていたことも。 この宿の始まりは、 白山大権現からのお告げを聞いた泰澄大師の指示により 建てられた湯宿が、1300年続く法師の始まりと言われております。 以来ここの当主は、湯守を任された弟子の雅亮法師から数えて 46代目とつづいているのです。 玄関に入った先に待っているのは、一服のお抹茶。 作法などは一切気にせず、 まずは旅の疲れを癒してください。 館内の真ん中には 自然の息吹を感じる、古来から守られてきた日本庭園。 庭園にある様々な老樹が、悠久の歴史を伝えます。 花鳥風月を感じる美しい風景を、 時を忘れて味わう贅沢をどうぞ。 お部屋はそれぞれ四季の名前が付けられており、 全7種のお部屋は、それぞれ趣向を凝らしています。 春夏秋冬、表情を変える日本庭園を眺めながら ゆったりとした時間をお過ごしください。 法師開業のきっかけにもなった 北陸最古の秘湯「粟津温泉」。 古来から神々の力が宿る湯として 多くの人々の病や傷をいやしてきました。 歴史ある源泉に身を預ければ、 体も心も内側からほぐれることでしょう。 日本古来の奥深さが随所で薫る旅館・法師。 歴史の深みに触れる幽玄な世界を ぜひご体感ください。