



ロビーに一歩足を踏み入れれば、目の前に広がる屋久島の海と空。ひと月に雨が35日降ると言われる屋久島の空は、1日として同じ日はない。その瞬間にしか出会えない唯一無二の景色で、ゲストをお出迎えしてくれる。


スパのはじまりは、屋久杉の香りを楽しむことから。屋久杉の粉末を燃やした炎を見つめ、パチパチと弾ける音に耳を傾ければ、豊かな自然とつながり身体だけではなく心もリセットされる特別な体験に誘われていく。


樹齢4000年以上とも言われる縄文杉をはじめ、90%以上が森林に包まれた世界自然遺産・屋久島。この森の静かで力強い息吹と、太陽光の輝きの中での入浴体験は、令和という時間を忘れ太古の時に浸る至極の時間。


すべてを取るのではなく、必要な分だけを自然から恵んでもらう。屋久島の自然への敬意を表したこの言葉のように、この島でこの日にしか採れない食材を用いた料理は、自然と共生するリゾートの姿勢を体現している。


観光もいいけれど、時には何もしないという贅沢を。空を映す鏡のような巨大プールで泳ぐもよし、高台から海を見渡せるサイドデッキでドリンクを楽しむもよし。この島に流れる特別な時間の使い方は、あなた次第。




天空の森での過ごし方は自由。例えば、天降川の支流でのランチタイム。食事と川遊びを融合させた、大人の贅沢な遊びのひととき。日常生活における常識を忘れることから、この場所での滞在は始まっていく。


シェフはもちろん、食材を栽培する人、地鶏を育てる人、そしてこの森の木々の個性を生かし家具やインテリアをつくる人…。表舞台には出てくることのないこの場所を知り尽くす地元のスタッフが、極上の滞在を支えている。


広大な敷地に、温泉付きヴィラがわずか5棟。人の気配すら感じないこの世界では、服を脱ぎ裸のまま過ごすことも。普段の肩書きをすべて忘れて本来のヒトに戻ることで、人間性が回復されていく。


敷地内の自家菜園で栽培している四季折々のオーガニック野菜に、近隣の『にわとり牧場』で育てられる卵や食用地鶏。鹿児島の山村文化に育まれたこの土地でしか味わえない美味の数々は、生命力に溢れ新鮮そのもの。


段々畑には、30種類以上の野菜類が栽培されている。その旬は、野菜自身の香りが、色が、姿が教えてくれる。つまみ食いするもよし、料理を待つもよし。踏みしめた大地そのものを味わうという贅沢が、ここにはある。


ここは、オーナーの田島氏自ら森を切り拓き、道を整備し、温泉を汲み上げ、今もまだつくり続けている未完の桃源郷。構想当初はワインセラーとしてつくられたこの場所も、ディナー、団欒の場など使い方はまだ決まっていない。


見渡す限りの森に、庭園のような畑、鴨のいる池、山頂の大きなブランコ。専用バギーで巡るほどの広大なこの場所は、日々の喧騒を忘れさせる楽園でもあり、私たちが忘れていた古来の原風景を感じさせる原点でもある。




京都の地下約1,000mから湧き上がる天然温泉水を使ったサーマルスプリング。巨大な庵治石と豊かな水が美しく共演する様子は、まる地下庭園のよう。上質な静けさに包まれた空間で、ゆっくりと日常を忘れて。


大切な人をもてなす空間である、日本の茶室。その茶室を現代的に解釈した客室を彩るのはすべて、選びぬかれた天然の素材と卓越した工藝技術の数々。スイートにある30年物の五葉松は、日本ならではの粋なおもてなし。


特別な時間の始まりは、柳桜園の玉露の一杯から。京都でつくられた茶筒をイメージしたティースタンドには、四季折々の情景を彷彿とさせるスイーツが並ぶ。日本庭園を眺めながらいただけば、和と洋が絶妙なバランスで交わる至福のひとときへ。


茶居では、立礼式のお点前を披露。流派は茶道三千家の一つ、武者小路千家。壁に並べられた茶碗は、千家十職のひとつであり三井家ともゆかりの深い永楽即全作のもの。京都の茶の湯の精神と文化を体験できる場所。


古来より日本に育まれてきた独自の美意識。その土地の自然や風土、歴史と調和し、この地に脈々と刻まれた「時の記憶」を踏襲しながら新たに現代に蘇らせること。ここは特別な体験とくつろぎを感じる、他のどこにもない場所。


ロビーに、部屋に、レストランに。ホテルを歩けば、数々のアート作品に出会う。ベッドルームを彩るこのアートもそのひとつ。作中の波を追えば、目線は窓の外の山並みにつながっていく。アートと空間が溶け合う体験がここにある。


京都のジン、伏見の日本酒、そしてオリジナルオレンジビターでつくりあげた京都の美しさを表現した至福の一杯。庭と建物が一体となり調和する「庭屋一如」を体現した黄昏の庭園を眺めながら、美酒に酔いしれて。




藤木川と奥湯河原の山懐に面する、一棟貸しの離れ。一歩足を踏み入れれば、そこは二人だけの「大人の隠れ家」。忙しなくすぎる毎日とは違う時の流れの中で、ゆったりとゆっくりと、自分たちだけの寛ぎの時間を。


一棟貸しの離れにそれぞれ広がる庭園には、プライベートな足湯も用意されている。足元に温もりを感じながら、セレクトされたコーヒーを嗜む時間は、まさに至福。豊かな四季の移ろいを感じる、心安らぐひととき。


川に浮かんだ船のような、空中の露天風呂。湧き出るお湯は、万葉集に唄われた当時の名湯そのまま。「傷の湯」と称される通り、治癒や疲労回復の効能も。その肌あたりは化粧水のように柔らかく、肌も心も潤してくれる。


窓を開ければ、聞こえるのは心地よい小鳥のさえずりと藤木川の川の音だけ。例えばお気に入りの音楽をそっと消して、自然の音に耳を傾けてみる。日々の喧騒を忘れゆったりと流れる静寂の中、しばしの至福の滞在を。


ここでは、観光はひと休み。一枚絵のような四季折々の美しい風景を眺めるもよし、ゆっくり檜風呂に浸かるもよし、庭園に出て足湯に浸かるのもよし。秘境の地・奥湯河原で、大切な人と計画のない贅沢な過ごし方を。




206室すべての窓から、息を呑むような東京のスカイラインが一望できる。都会の中心に滞在しながら体感する、都会の喧騒から離れたひととき。その眺めに、部屋の外に出ることなく東京の精神に想いを馳せる。


ここはプライベートテラス付きの特別なゲストルーム。予測不能な驚きを随所で提供するこのホテルならではの、感動に満ちた空間。東京の夜景を一望しながら語り合うその時間は、きっと忘れられない記憶になるはず。


東京湾と東京タワーを望みながら、選りすぐりの食材で丁寧に仕立てられた彩り豊かなアフタヌーンティーを楽しむ。ラグジュアリーでありながら、観葉植物でくつろぎを感じさせるその空間は、まったく新しい都心の社交場。


ロビーに一歩足を踏み入れれば、心地よい香りに全身が包まれる。エキゾチックでありながら幸福感を誘う魅惑的なその香りは、エディションオリジナル。香りが記憶となり、日常に戻った後も素敵な滞在を呼び起こしてくれるだろう。


木材を基調にしたブラックの中にゴールドやホワイトをちりばめ、世界各国のエディションホテルにあるシグネチャーカクテルバーを日本に再現。都会の夜を、バーテンダーがつくり出す驚きに満ちたカクテルとともに。


日本由来の研ぎ澄まされた美学と、固定概念に囚われないユニークなアプローチが完璧なバランスで融合した、唯一無二のカスタムメイドホテル。一歩足を踏み入れれば、そこには世界中の人々のエネルギーが満ちている。




目印は400年の歴史を持つ薬医門。上杉藩の曲がり屋を移築した本館には、350年の時を経た柱梁が静かに佇む。初めて来たはずなのに、どこか懐かしい日本の原風景。ゆっくりと、ゆったりと。ここは、日本の心に帰る場所。


その日の最良の食材を見極めて、そこからつくられる料理はまさに一期一会。県民にとっての母なる川、最上川近辺で採れた食材を使ったこの一皿を食べ進めれば、まるで最上川を下るように山形の味と巡り合うことができる。


すべての部屋に引き入れられる、生まれたての十割源泉。一度も空気に触れることなくお客様の元に届けられる。硫黄の香り、温もり、肌触り。飲泉もできる効能豊かな泉質で、浸かればたちまち身体の芯までぽかぽかに。


門を抜ければ、山形の紅柿でできた干し柿がお出迎え。寒暖差の激しい山形の風土と、吹き下ろす風がつくり出したこの季節だけのご馳走。自分のお気に入りの一個を探し、自由に手にとってその甘さを頬張ることができる。


山形座 瀧波のコンセプトは、山形のショールーム。毎日山形にまつわるトークを交えながら行う、そば打ちのパフォーマンスもその一環。地元の蕎麦粉を、地元の出汁が活きたつゆと共に。耳で、舌で、山形を感じるひとときを。


快適な滞在はもちろん、山形そのものの魅力を伝えることを大切に。例えば、スリッパを用意しないのは、山形の天然の木の感触を直に感じてもらうため。旅館の既成概念にとらわれず、その先の挑戦を重ねていく。