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幾多の異業種経験を経て「森のスパリゾート 北海道ホテル」を誕生させた林克彦社長に、十勝にかける熱い想い、そしてホテルが目指す未来について伺いました。

ゲスト

森のスパリゾート 北海道ホテル 取締役社長 林 克彦

森のスパリゾート 北海道ホテル 取締役社長

林 克彦

1975年、北海道帯広市生まれ。大学卒業後にカナダ留学ののち北海道に戻り、様々な職種を経験。2009年には「北海道ガーデン街道」を立ち上げる。2017年に株式会社北海道ホテル取締役社長に就任し、北海道ガーデン街道協議会、とかち帯広ホテル旅館組合会長、帯広観光コンベンション協会副会長も務める。

インタビュアー

株式会社 Loco Partners 取締役 塩川 一樹

株式会社 Loco Partners 取締役

塩川 一樹

1979年生まれ、立命館大学経済学部卒。株式会社ジェイティービーを経て、株式会社リクルートへ中途入社。旅行事業部にて、首都圏・伊豆・信州エリア責任者を歴任し約2,000施設以上を担当。2012年7月より株式会社Loco Partners取締役に就任。

第1章 曽祖父から受け継いだ、地域第一主義の精神

塩川:本日は、林さんのこれまでの取り組みや生い立ちをはじめ、ホテルについてはもちろん、これからの十勝観光の展望もお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。まず生い立ちをお聞かせください。

森のスパリゾート 北海道ホテル

林:1975年生まれで、8月には43歳になります。父が十勝毎日新聞社(以後、勝毎)の社長で、北海道ホテルを買収したのが確か自分が18、19歳の頃ですね。勝毎は1919年に「地域の発展とともに」という社是のもと曽祖父が立ち上げ、現在代表を務める兄で4世代目です。我々はいつも「地域第一主義」。地域が発展しているからこそ、家族や会社の存在があるということを脈々と受け継いできました。自分は両親、そして祖父母とも一緒に暮らしており、家族経営だった温泉とメディアのどちらにも、幼少期によく連れて行ってもらったことを記憶しています。

塩川:そんな環境の中で、どんな幼少期を過ごされたのでしょうか。やはり、自然と戯れる時間が多かったのですか?

森のスパリゾート 北海道ホテル

林:幼少期は家の近くにリスがたくさん、小川には魚がいて、クワガタも自転車で数百メートル行けばいるような状況でした。帽子でエゾリスを捕まえたりもしましたね。それくらい身近に自然が多くあり、昆虫類を追いかけ回していた記憶があります。中学校から大学にかけてはアイスホッケーに打ち込みました。

塩川:高校を出てからは大学進学で上京されて、その後は海外留学もされたと伺っています。

林:NHL(北米のプロアイスホッケーリーグ)を自分の目で見てみたいと思ったのと、カナダに姉がいたので、そこを頼るようにして大学卒業後すぐにカナダへ留学しました。英語の勉強をしながら、大学の先輩が経営する北米ナンバーワンの寿司屋を手伝っていたんです。面白かったのは、カナダ人たちがいつも大量の白米を食べていたこと。当時はまだまだ日本食が普及していなかった頃なので、普通は寿司を頼んで食べて終わりなのですが、カナダ人は寿司とは別に白飯をよく注文していました。ひたひたになるほど醤油を寿司につけるため味が濃くなってしまい、そのためにより多くの白いご飯が必要になるんですね。いつも「ご飯の量が足りない!」と言われていました。そういう場面を見ていて、食や観光の文化の違いは面白いなと思っていました。

塩川:やはり、留学で得たものは大きかったんでしょうか?

林:大きいですね。日ごろから熱い情熱は持っているんですが、当時はあまり積極的ではなかったんです。シャイなのか硬派なのか分からないですが、道を尋ねるとか、あまり人に聞くことが得意ではなくて。でも、向こうに行ったら自分自身で生きなければいけないし、当時はスマートフォンもないですから、分からなかったら聞くしかないわけで。これからは自ら積極的にいかないと駄目だと決意しました。そこで変わりましたね。問題があれば自ら発見し、解決し、物事を進めていく。そこは本当にひとつの転機だったような気がしますね。

塩川:日本へ帰ってこられて、そこから新聞社のお仕事が始まっていくと。そこから宿に携わるまでの期間はどのようなものだったんでしょうか?

林:25歳で帰ってきてから勝毎の社長室に入って、どういう人が働いていて、どういう人が会社に来るのか、という新聞社の動きを学びました。新聞社の社長は地域を代表するポジションなので、毎日のように政治家や大手企業役員などの経済人、そのほか色々な人が来ていました。そこでかなり人脈を作らせてもらいましたね。

塩川:そこに人も情報も集まりますし、色々な人の想いや地域課題、果たすべき役割なども見えてきたんですね。かなり濃密な時間を過ごされていたんではないでしょうか?

林:そうですね。1年間そこにいることだけで、すごく財産になりました。情報がたくさん入るので、自分の経験値も幅広くなるんです。色々な人のアイディアや意見を聞いていると、自分の知識や未来も広がるんですよね。私はいつも意思決定を重要視していますが、意思決定はつまり「今」なので。そして「今」は過去と未来からもたらされる。色々な方の過去を知り、未来の知見を知る大切さ…そういう考え方は、あの時に構築されたのではないかなと思います。

森のスパリゾート 北海道ホテル 取締役社長 林 克彦

森のスパリゾート 北海道ホテル 取締役社長

林 克彦

1975年、北海道帯広市生まれ。大学卒業後にカナダ留学をしたのち北海道に戻り、ホテル業以外にも様々な職種を経験。「北海道ホテル」は1994年に命名され運営開始。2015年「森のスパリゾート 北海道ホテル」に改名。2009年には大雪富良野から十勝エリアに広がる8つのガーデンを連携させ「北海道ガーデン街道」を立ち上げる。2017年に株式会社北海道ホテル取締役社長に就任し、北海道ガーデン街道協議会、とかち帯広ホテル旅館組合会長、帯広観光コンベンション協会副会長も務める。

森のスパリゾート 北海道ホテル

森のスパリゾート 北海道ホテル

北海道 > 帯広・十勝

JR帯広駅から車で5分。美しい森の緑に囲まれて佇むのが、森のスパリゾート 北海道ホテルです。自然・食・温泉など、十勝の天然の恵みが詰まったホテルで、十勝ブランドをご体験いただけます。