2020.12.23
HOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人 楠井 学/「都季 −TOKI−」料理長 浅野 哲也
2020年11月に満を持して京都にオープンしたHOTEL THE MITSUI KYOTO。三井家の伝統ある土地からはじまるラグジュアリーホテルは、どんな体験を届けていくのでしょうか。
ゲスト
HOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人
楠井 学
1973年生まれ。1994年、パークハイアット東京入社。ハイアット・リージェンシー・サイパン、グランドハイアット香港、マンダリンオリエンタル香港で海外経験を積み帰国。その後、ザ・リッツ・カールトン東京営業部長、フォーシーズンズホテル東京 丸の内 セールス& マーケティング部長、マンダリンオリエンタル東京副総支配人 セールス&マーケティングなどの要職を経て、2018年6月、HOTEL THE MITSUIKYOTO総支配人就任。
ゲスト
HOTEL THE MITSUI KYOTO 「都季 −TOKI−」 料理長
浅野 哲也
Hôtel Plaza Athénée(Restaurant Alain Ducasse)でアラン・デュカス氏に師事、その後Four Seasons Hotel George V、Ritz Parisに勤務。2017年3月に日本人で初めてとなるRitz Parisのメインダイニング統括副料理長に就任し、同ホテルのミシュランガイド二つ星を獲得したL’Espadonをはじめとするの全てのレストランを総料理長とともに統括。2019年12月にHOTEL THE MITSUI KYOTO「都季 -TOKI-」料理長に就任。
インタビュアー
株式会社 Loco Partners 代表取締役副社長
塩川 一樹
立命館大学経済学部卒。株式会社ジェイティービーを経て株式会社リクルートへ中途入社。旅行事業部にて首都圏・伊豆・信州エリア責任者を歴任。2012年7月より株式会社Loco Partners取締役に就任。2020年4月より現職。
塩川:最初に、HOTEL THE MITSUI KYOTOの開業背景をお聞かせください。
楠井:はい。江戸時代から実際に三井家が住んでいた地を買い戻したことからこのプロジェクトが始まりました。三井不動産は今まで外資のホテルブランドとの提携を通して、ラグジュアリーホテルを展開してきました。それが今回は京都という街の、三井家にとって由緒ある地でホテルができるので自分たちのブランドを掲げようと、初めて三井の名前を背負ったラグジュアリーブランドを展開することになりました。
塩川:コンセプトはどういったものを掲げていらっしゃるのでしょうか。
楠井:日本の本質をしっかりと打ち出せるようなホテルでありたいというのがあります。京都という場所において日本のブランドで、京都を代表するようなホテルになりたいということをまず打ち出しています。それから日本の本質。例えばお茶をたてるといった部分でもトレーニングをして、お茶の心得のある方に見られても恥ずかしくないような振る舞いを提供しようとしております。
塩川:昨日から宿泊し、コンセプト(※日本の美しさと - EMBRACING JAPAN’S BEAUTY-)である「日本の美しさ」「古都」が、建物や設え、また接客する人からも感じられました。どのようなデザイン、空間を提供しようとされたのでしょうか?
楠井:そうですね。建物は日本のいいところと世界に受け入れられるグローバルスタンダードを備えたデザインだと思っています。4人のデザイナーが入ってくれましたが、どのデザイナーのデザインもリラックスした空間、肩を張りすぎないサービスと空間というのが共通の認識としてあります。私も、このプロジェクトの話をいただいた時に、常にお客さまにくつろいでいただけるスペースを提供したいと思っていたので共通しています。
塩川:館内を見渡すと、三井家を表すものが多くちりばめられていました。それをたずねるとスタッフのみなさんが丁寧に説明をしてくれました。こうした設えひとつにしても、共感をもって伝えていくことにこだわりがあるように感じます。
楠井:はい、そこが最も重要視しているポイントの一つです。従業員がそういった背景を理解しないまま働くのは私の信念に外れてしまうので、細かい部分まで説明できるよう準備もしています。商品や展示の話を聞いていただきながら館内を巡る宿泊のお客さま向けのアートツアーも、驚くほどにご好評をいただいております。
塩川:特にお客さまからの反響が多いところはありますか。
楠井:やはり圧倒的にインパクトがあるのは門と中庭ですね。特に中庭は、あの門をくぐって曲がって、開いた瞬間にやっとわかるんです。そして、ただの中庭ではなくて、昔から使われている景石や灯籠といったものがしっかりと含まれている。そのようなストーリー性のあるものというのがまた良いかな、と思います。
塩川:お話を伺うと、歴史ある門のストーリーに対してもみなさんの強い思い入れを感じます。
楠井:江戸時代からの伝統を継承するために門を再利用することにしました。まず門を全部崩して福井県の宮大工さんに送り、修復してもらいました。80%ぐらいオリジナルのものをつかって完璧に修復してこっちに戻ってきたんです。京都のみなさんにすごく愛されていた門だったようで、地元の方がたくさん見に来られますね。「こういう風になって戻ってきたの」というのを口を揃えておっしゃっていただけるのがとても嬉しいです。
塩川:歴史を通してこの地や三井家にゆかりのある方々の人生が映されてきたのを感じますね。
HOTEL THE MITSUI KYOTO 総支配人
楠井 学
1973年生まれ。1994年、パークハイアット東京入社。ハイアット・リージェンシー・サイパン、グランドハイアット香港、マンダリンオリエンタル香港で海外経験を積み帰国。その後、ザ・リッツ・カールトン東京営業部長、フォーシーズンズホテル東京 丸の内 セールス& マーケティング部長、マンダリンオリエンタル東京副総支配人 セールス&マーケティングなどの要職を経て、2018年6月、HOTEL THE MITSUIKYOTO総支配人就任。
HOTEL THE MITSUI KYOTO 「都季 −TOKI−」 料理長
浅野 哲也
Hôtel Plaza Athénée(Restaurant Alain Ducasse)でアラン・デュカス氏に師事、その後Four Seasons Hotel George V、Ritz Parisに勤務。2017年3月に日本人で初めてとなるRitz Parisのメインダイニング統括副料理長に就任し、同ホテルのミシュランガイド二つ星を獲得したL’Espadonをはじめとするの全てのレストランを総料理長とともに統括。2019年12月にHOTEL THE MITSUI KYOTO「都季 -TOKI-」料理長に就任。
京都府 > 河原町・烏丸・大宮周辺
二条城を臨む三井家ゆかりの地に建つラグジュアリーホテル。日本独自の美しさを大切にしながら、細やかな心遣いと洗練された振る舞いによって、特別な体験とくつろぎを提供いたします。
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