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世界基準に届く旅館をめざして

別邸 仙寿庵別邸 仙寿庵

塩川:故郷に戻ってきたことで、谷川岳の素晴らしさに気づかれたのですね。「旅館たにがわ」からはじまった別邸 仙寿庵ですが、開業の背景はどういったものだったのでしょうか。

久保:私の祖父母が昭和27年にみなかみに来まして、谷川岳に魅せられて「谷川本館」を買ったというのがスタートです。昭和56年には私の両親、つまり現在の社長と女将がお客様に喜ばれる「心のふるさと」をつくりたいということで「旅館たにがわ」をオープンしました。当時の谷川温泉は特徴のない場所でしたので、「谷川本館」に檜風呂をつくってお客様を呼び込んだのです。「旅館たにがわ」では檜風呂、露天風呂、そして脱衣所に畳を敷いたのですね。その当時、脱衣所に畳が敷いてあるというのは初めてでしたので、他の旅館との差別化を図るという意味では成功しました。そうした経緯があり、お風呂で升酒を飲めるようにしたりとお風呂での演出にこだわったところお客様が増え、リピーターも増えていったということですね。

塩川:そのあとに、別邸 仙寿庵ができたのですね。

久保:はい。両親が開業した「旅館たにがわ」の周りが賑やかになってきまして、もっと自然の中でくつろげる場所をお客様に提供したいということで、平成9年の5月に別邸 仙寿庵をオープンしました。「旅館たにがわ」よりももっと上質なものをつくりたいというのが私どものひとつの夢だったのですね。「谷川本館」のときは売上や旅館規模が水上温泉の中でも下位に位置していました。そこで悔しい思いをしましたので、温泉に対するこだわりや、谷川岳に対する強い思いを形にし、谷川温泉で本当にいいものをつくりたいということでオープンしたのです。

塩川:別邸 仙寿庵はルレ・エ・シャトーに加盟されていますが、それによって得られるメリットはありますか?

久保:ルレ・エ・シャトーに加盟することによって、世界基準を満たした施設としてお客様に安心してご宿泊いただけます。地域として、県としての認知度も上がりましたね。現在、日本でルレ・エ・シャトーに加盟している宿泊施設は16軒あります。そのうちの1軒が群馬県にもあるということで、群馬だけでなく色々な地域の方に知っていただくことができました。その反面、ルレ・エ・シャトーが定める基準を常に満たしている必要がありますので、品質を維持するために我々も常に意識していますし、モチベーションを維持できています。世界の宿泊施設が目指している方向性が分かるという点でも、ルレ・エ・シャトーに加盟してよかったですね。

別邸 仙寿庵 別邸 仙寿庵 別邸 仙寿庵

塩川:品質を維持するために、特にどのようなところを意識されているのでしょうか。

久保:ルレ・エ・シャトーは「食」と「宿泊」の2点を重視しており、それらの品質を向上させなければなりません。「食」に関してはもっと地域性を出すにはどうしたらよいかという部分で我々も頭を悩ませていますが、そうした課題があるからこそ旅館を確立していいものを提供できるようになるのですね。加盟したことによりお客様が増えるということは考えておらず、それよりもいかにして旅館としての雰囲気をつくるかというところに重きを置いています。

別邸 仙寿庵/株式会社旅館たにがわ 常務取締役 久保 英弘

別邸 仙寿庵/株式会社旅館たにがわ 常務取締役

久保 英弘

1971年、群馬県みなかみ町出身。幼少期よりスキーを始め、2001年にはフランス・バルトランスで行われた世界選手権とスイスで行われたワールドカップに出場。大学卒業後、食品卸の会社に入社。退職後、旅館業を継ぎ現職。

Bettei Senjyuan

Bettei Senjyuan

群馬県 > 水上・月夜野・猿ヶ京・法師

群馬県、みなかみに佇むルレ・エ・シャトー加盟の宿。美しい自然、しつらえ、湯、食…そのすべての融合を愉しめる一軒です。