いろりの宿 芦名

“いろり”の炭はちりちりと火の粉を散らし、 会津の「旬」を温め、人の心をも溶かしていく。 いろりの宿 芦名は、ただ懐かしいだけの宿ではありません。 時や文化、人を紡ぐ、あなたの心が帰る場所です。 昭和初期に建てられた芦名は、やさしい温もりの空間を留めたまま、 訪れる人とともに時を歩んできました。 畳敷きの館内は、素足で歩けば柔らかさが心地よく、 並ぶ骨董品は、自分がその時代を生きてきたかのような安堵を抱かせます。 芦名のぬくもりを一番に感じるのが、”いろり"を囲むお食事の時間。 会津を愛する芦名は、一品一品素材からこだわっています。 無農薬の会津米や、天然岩魚、会津地鶏など地のものを使い、 「季節のたより」として旬のものをつくる。 微かに炭の香る「芦名会席」は、”いろり”から素材に至るまで、まさに本物です。 会津を代表する東山温泉。 芦名の温泉は、贅沢に100％源泉掛け流しです。 少し熱めのやわらかな湯で、解けた心をそっと包む。 いつのまにか、日常の時間とは異なる空間に浸かっていることに、ふと気付きます。 時を忘れ、時を繋ぎ、時を感じる・・・ その居心地に、「ああ、ここが自分の居場所だなあ」と独り言をぽつり。 何もせず、ただ休み、ただ寛ぐ。 人と”いろり”のあたたかさが、心と体にしみていく。 そんな贅沢なひとときこそ、長年多くの人から愛され続ける「芦名時間」なのです。