神倉書斎 [Kamikura-Hideaway]

＜小路をぬけて、古びた引き戸を開けると、広がるストーリー＞ 神倉書斎は、世界遺産・神倉神社のすぐそばにある2階建ての一軒家です。 長い歴史と深い緑をたたえる神倉山の麓に、この家は建てられました。 それから50年以上たった今、すべてを新しく上塗りしてしまうのではなく、 建物がこれまで刻んできた時間も生かしたい、という思いで改修してできたのが、 神倉書斎です。 ひとりの岩石学者が滞在した場所として、 建物内には、ストーリーのかけらがちりばめられています。 岩石学者が研究していた不思議な石たち、書物、机、誰かにあてた手紙…。 ここに滞在する人は、自由に中のものを見たり触ったりすることができます。 「空間にただよう誰かのストーリーに触れる」という、 ”書籍で物語を読む” こととは別次元の体験を味わえます。 岩石学者が散策した新宮の街を自分もふらり散策しながら、書斎に戻って、ストーリーを追体験。 この神倉書斎でまるで自分がずっと暮らしてきたような気分にも。 窓の外の梅の木が暗くなって見えなくなる夕暮れに、そっと岩石学者が帰ってくるかもしれない・・・ 神倉書斎の定員はお二人まで。一軒家でゆったりと滞在して頂けます。 お食事のご用意がない代わりに、美味しいお店が集う新宮市で食事を楽しめる自由なスタイルをとっています。 少し足を延ばして勝浦温泉でゆっくり体を癒すのもひとつ。 大人がふらりと迷い込んだら、きっとお気に入りの隠れ家になる、「神倉書斎」で広がるストーリーの世界を感じてみませんか。