季譜の里

今も昔も、季節に寄り添いながら暮らす日本。 桜が咲くと春の訪れに喜び、夏は太陽のような向日葵に心踊らせる。 秋は赤く染まる紅葉が哀愁を誘い、冬は木枯らしに耐える美しい椿に心を動かされる。 そんな草花に圧倒され、四季を知る喜びを体感することができるのがここ、季譜の里だ。 空間すべてを結ぶ、館内の畳廊下は季節の絵巻、季譜にふれる和情の小径。 客室は木の香りに溢れ、日本ならではの遊び心のある数寄屋造りが趣深い。 また、畳敷きのフロアは素足で過ごすことができ、美作のヒノキで作られた無垢の家具で ゆっくりと寛ぐことができるのも魅力だ。 湯は、岡山を代表する美作三湯の名湯、湯郷温泉 鷺の湯。 優しい弱アルカリ性の湯は「美人の湯」としても名高い。 温泉に入り、庭園を眺めほっと一息すると、和の国に生まれた喜びに包まれる。 料理は、瀬戸内海の幸、日本海の幸、里山の幸と自然の恵みが四季を彩る。 量よりも質にこだわり美味しいものを少しずつ味わってほしい。 そんな女将のおもてなしが、三拍子そろった旬彩に色を添える。 また、ハーブをブレンドしたナチュラルドリンクを中心にお飲物がどこでも無料で楽しめるオールインクルーシブもお手軽で嬉しい。 季譜の里には湯郷の四季と和感の佇いを心から愉しむ“なごみのひととき”がある。