最終更新日時2024/10/14
神奈川県の海側にある風光明媚な温泉地「湯河原」。古くから温暖な気候と温泉、風光明媚な景観が多くの文学者に愛され、ここで多くの名作が生み出されてきました。温泉のほかにも海水浴場や、広大な公園、戦国時代の貴重な遺跡など、多くの観光スポットが存在します。今回はそんな湯河原の一度は訪れたい観光スポットをご紹介していきます。
目次
1.海と山に囲まれた風光明媚な温泉地「湯河原温泉」
出典:PIXTA
湯河原にある温泉地で、万葉集にも詠まれているほど歴史のある「湯河原温泉」。源泉の発見された起源については、山伏による発見説や狸による発見説まで、様々な説があります。泉質は単純泉が多く入りやすい温泉で、皮膚病や筋肉痛に効能があるとされているお湯。小さい子どもやお年寄りも入りやすいので、家族旅行などでもおすすめです。また温暖で風光明媚な土地柄のせいか、多くの文学者に愛されている温泉地で、夏目漱石や芥川龍之介など明治昭和期の多くの文人達がこの地を訪れ執筆活動をしていました。文学好きな人であれば、自分の好きな作家がここで作品を書いていたのかと感慨深く温泉を堪能することもできます。
名称 | 湯河原温泉 |
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アクセス | 横浜駅からJR東海道本線快速またはJR踊り子特急で約1時間 |
サイト | http://www.yugawara.or.jp/ |
2.高さ15メートルの名瀑「不動滝」
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15mの高さから水が流れ落ちる名瀑「不動滝」。黒い岩肌に白い水しぶきを散らしながら流れ落ちる様は絶景で、特に紅葉のシーズンにはあたり一面色づいた落葉樹と流れ落ちる水を見ることができます。初夏には新緑、冬には雪景色など四季折々で違った姿を見ることができ、自然の美しさを目の当たりにすることができるスポット。流れ落ちる滝を眺めれば、清涼な空気に癒されてリラックスできることでしょう。喧騒を離れて静かな自然に包まれたい人にはおすすめの観光スポットです。
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滝の両側には、身代わり不動尊と出世大黒尊が祭られています。身代わり不動産とは、厄払いといった御利益があり、出世大黒尊は文字通り、出世の祈願をすることができます。駐車場からゆるやかな階段がつくられているので、ご年配の方やお子様連れでもアクセスしやすいのが特徴です。また、階段のすぐ脇には、「不動滝」から流れる水路が通っており、夏には涼をとることができます。途中にはお茶屋さんもあり、甘酒やお団子などをいただくことができます。
名称 | 不動滝 |
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住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上 |
アクセス | 湯河原駅から奥湯河原・不動滝行きバスで20分 |
サイト | https://www.yugawara.or.jp/sightseeing/646/ |
3.梅の名所としても有名「幕山公園」
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2月から3月にかけては梅の花がいっせいに咲き誇ることでも有名な「幕山公園」。この時期には山の斜面いっぱいにじゅうたんのように広がる梅の花を見ることができ、多くの観光客でにぎわいます。梅の時期以外でも四季折々の花や植物を見ることができ、四季折々の可憐な花々や自然と親しむことができる公園です。アスレチック遊具やバーベキューなども楽しむことができるので、家族で行っても退屈しません。ゆったりと公園の緑や花々を楽しむのもよし、家族とワイワイアスレチックやバーベキューなどで楽しむもよし。さまざまな楽しみ方ができます。
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また、こちらの幕山はハイキングコースとしても人気があります。道もしっかりと整備されているため、登山初心者の方でも安心です。五郎神社のあるバス停から歩くルートと、途中である幕山公園からスタートするルートがあり、後者であれば山頂まで70分ほどで到着できます。コース途中でも湯河原の街並みと相模湾の絶景を眺めることができますが、あまりの美しさに疲れを忘れるほどです。
名称 | 幕山公園 |
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住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町鍛冶屋951−1他 |
アクセス | 湯河原駅から鍛冶屋経由幕山公園行きバスにて幕山公園下車徒歩3分 |
サイト | https://www.town.yugawara.kanagawa.jp/chousei/facilities-introduction/makuyamakouen/makuyama-park.html |
4.源頼朝が身を隠した「しとどの窟(しとどのいわや)」
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古くは源頼朝が敗走したときに身を隠したといわれている場所「しとどの窟」。うっそうとした薄暗い山中に無数のお地蔵様や石塔が立ち並び、夏でも涼しいスポット。苔むした山肌と滴り落ちる水が独特の雰囲気を漂わせている場所です。土肥椙山観音像群といわれるほど多くの石のオブジェが立ち並びます。歴史に興味がある方や、少し神秘的で怖い場所に立ち寄りたい方にはぴったりのスポットです。昼間は観光客がちらほらいますが、夜は本当に静かになってしまうのでなるべく昼間の観光がおすすめです。
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そもそも何故源頼朝がここに身を隠したかといえば、平氏に破れ伊豆に流されていた源頼朝が、北条平家を討つために再び挙兵したものの「石橋山の合戦」で再び敗れてしまったため。そのとき頼朝はわずかな家来を引き連れ、この洞窟に身を隠したと言われています。
名称 | しとどの窟 |
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住所 | 神奈川県足柄下郡湯河原町城堀 |
アクセス | JR湯河原駅より元箱根行きバスしとどの窟入口バス停下車徒歩10分 |
サイト | https://www.yugawara.or.jp/sightseeing/668/ |
温泉と風光明媚な景観と美術を巡る旅
昔から温暖な気候と風光明媚な景観で、さまざまな文化人に愛されてきた土地、湯河原。ここでは多くの文学作品や美術品が生み出されてきました。自然、温泉、そして美術に囲まれたくなった際は、ぜひ湯河原観光にでかけてみてはいかがでしょうか。
TOP画像出典:PIXTA