開湯1,400年。有馬温泉のおすすめ観光スポット9選

兵庫県神戸市にある「有馬温泉」は、日本三古湯に数えられる温泉地。開湯から1,400年あまりの歴史がある、由緒正しき名湯です。今回は、有馬温泉でおすすめの観光地をご紹介します。

目次

1.ねね橋

出典:PIXTA


古くから皇族や武将、文人たちから愛されてきた有馬温泉。豊臣秀吉は、特に有馬温泉を好んだことで知られており、戦乱によって荒れた温泉街を復興するために、さまざまな援助を行ったと言われています。有馬温泉の街中にかかる赤い橋は、秀吉と共に、有馬温泉にゆかりの深い正室ねねにちなんで造られたもの。「ねね橋」と呼ばれ、人々から親しまれています。秀吉にちなんだ「太閤橋」と共に、街のシンボルになっている橋のそばには、「ねねの像」が今も静かにたたずんでいます。有馬温泉の観光の際には、太閤橋の方角を向いて街を見守り続ける、ねねの像を探してみてください。

名称ねね橋
所在地兵庫県神戸市北区有馬町
サイトhttp://www.arima-onsen.com/facility_info110.html

2.有馬川親水公園

出典:PIXTA


太閤橋とねね橋の間にある「有馬川親水公園」は、有馬川の川べりまで行けるよう整備された憩いのエリア。滝や池、せせらぎなどが配され、流れのすぐそばには遊歩道も設置されています。四季折々のイベントも開催されており、地元の人々だけでなく観光客からも好評を博しています。河川敷の公園を訪れたら、ベンチに腰をかけて、温泉街を眺めて過ごすのもよし、川岸を散策してみるのもよし。お子様連れの方は、水遊びに興じるのもおすすめです。有馬温泉の水辺のエリアで、あなた好みの過ごし方を見つけてみてください。

名称有馬川親水公園
所在地兵庫県神戸市北区有馬町

3.金の湯

出典:PIXTA


「金の湯」は、有明泉源から引く「金泉(きんせん)」の湯を、日帰りで楽しめる入浴施設。金泉とは有馬温泉を代表する泉質の湯で、鉄やナトリウムを含む強塩泉です。塩分が多く、空気に触れると赤褐色に濁るのが特徴のひとつ。有馬温泉だからこそ堪能できる極上の温泉を求めて、多くの人々が足を運びます。入口のすぐそばにある足湯や飲泉場は、無料での利用が可能です。有馬温泉の金泉に浸かって、旅の疲れを癒してはいかがでしょうか。

名称金の湯
所在地兵庫県神戸市北区有馬町833
サイトhttps://arimaspa-kingin.jp/kin-01.htm

4.銀の湯

出典:PIXTA


有馬温泉では金の湯と並び、その名を知られる入浴施設が「銀の湯」です。炭酸泉とラジウム泉が混ざった無色透明な「銀泉(ぎんせん)」を使用しており、お肌がつるつるになると評判。和の情緒漂う建物内は、天井が高く明るいきれいな雰囲気です。蒸気式サウナやうたせ湯なども設置されています。温泉寺や念仏寺などからも近く、参拝の帰りにひと風呂浴びて帰るというのも、おすすめのコースです。日帰りの湯めぐりにもいかがでしょうか。

名称銀の湯
所在地兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
サイトhttps://arimaspa-kingin.jp/gin-01.htm

5.瑞宝寺公園

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「瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)」は、かつて太閤秀吉が愛した瑞宝寺の跡地に造られた公園です。秀吉がいくら見ていても飽きないと称したことから、「日暮らしの庭」の名でも呼ばれています。標高約500mに位置しており、秋には美しい紅葉が見られる場所。錦に色づく紅葉を見に、多くの観光客が訪れます。秀吉が使用した石の碁盤や、伏見桃山城から移された山門などが残されており、園内の見どころです。緑あふれる情緒豊かな公園の散策に、出かけてみてはいかがでしょうか。

名称瑞宝寺公園
所在地兵庫県神戸市北区有馬町
サイトhttp://www.arima-onsen.com/facility_info103.html

6.湯本坂

出典:PIXTA


有馬温泉でも随一の賑わいを見せるのが、「有馬本街道」です。通称「湯本坂」の名でも親しまれています。約300mに及ぶ細い坂道沿いには、昔ながらの木造建築が立ち並び、伝統工芸や名産品のお土産店などが軒を連ねています。和の情緒漂う道は、古い歴史をもつ温泉街ならではのたたずまい。道を進んでいくと、念仏寺や温泉寺などが建つエリアへと続きます。お土産の買い物や、ご当地グルメの食べ歩きなどにもおすすめのスポットです。有馬温泉の散策で訪れて、楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

名称湯本坂
所在地兵庫県神戸市北区有馬町

7.天神泉源

出典:PIXTA


有馬天神社の境内にある「天神泉源(てんじんせんげん)」。約100度の湯が、地下185mから湧き出しています。海水の2倍近くある塩分と豊富な鉄分を含み、空気に触れると赤褐色に変化する泉質です。有馬温泉の中でも、濃度の高い良質の金泉が湧き出す泉源として知られています。近づくと独特の金属臭や煙が立ち込め、温泉ファンならずとも好奇心をそそられるポイントのひとつ。菅原道真を祀る由緒正しき神社への参拝と共に、勢いのある泉源の様子を見物してみてください。

名称天神泉源
所在地兵庫県神戸市北区有馬町

8.念仏寺

出典:PIXTA


「念仏寺(ねんぶつじ)」は、1532年に創建された浄土宗の寺院。豊臣秀吉の正室ねねの別邸であった場所とされています。1712年に建立された本堂は、有馬温泉最古の建築物。境内には、快慶作の阿弥陀仏立像のほか、神戸七福神の一つである寿老人も祀られています。奥には、「蛤石」や「雀石」と呼ばれる独特の形状の石を配した、苔の美しい日本庭園があります。樹齢250年と言われる沙羅双樹があることから、「沙羅樹園」という名でも親しまれています。花が見頃を迎える6月には例年、「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」を開催。庭園が一般公開されます。由緒正しきお寺で安らぎの時間を、お過ごしください。

名称念仏寺
所在地兵庫県神戸市北区有馬町1641
サイトhttp://www.arima-onsen.com/facility_info120.html

9.六甲有馬ロープウェー

出典:PIXTA


「六甲有馬ロープウェー」は、六甲山と有馬温泉を約12分で結ぶロープウェー。車窓からは、眼下に有馬温泉街が広がり、六甲山の雄大な景色を大パノラマで見渡せます。桜が咲き誇る春や、新緑がまぶしい夏、そして紅葉の錦に染まる秋と言うように、四季折々の美しい自然の光景が楽しめます。樹氷が現れる冬もおすすめの季節です。夜間まで営業している土曜日には、ロープウェーから、キラキラと輝きを放つ神戸の夜景も満喫できます。自然豊かな六甲山の空中散歩を、楽しんでみてはいかがでしょうか。

名称六甲有馬ロープウェー
所在地神戸市灘区六甲山町北六甲4512-336
サイトhttp://koberope.jp/rokko

風情ある有馬温泉で過ごす癒しの時間

情緒ある古い温泉街が広がる有馬温泉。良質の泉質を誇る温泉に加え、美しい自然の景観や歴史と伝統ある観光スポットが、訪れる人々を待っています。有馬温泉の街並みをふらりと散策しながら、さまざまな温泉を巡ってみるのもおすすめです。有馬温泉で、安らぎの滞在を満喫してみてはいかがでしょうか。

TOP画像出典:PIXTA

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