最終更新日時2021/04/08

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ海の道「しまなみ海道」の中に位置する「生口島」。レモンとアートの島として名を馳せる生口島は観光スポットとして、とても人気の高いエリアです。レモンを使ったグルメや、島内にひしめくアート作品を楽しむことができます。

1.レモン谷

レモン谷出典:PIXTA

レモンの島と称される生口島で絶対に外せない観光スポットが「レモン谷」。生産量約900トンを誇る日本一のレモン産地です。尾道市瀬戸田町のレモン栽培は、明治時代からスタートしたと言われており、輸入レモンの打撃を受けてもなお、今でも国産レモンのトップブランドとして賞されています。
どの時期に訪れても、異なるレモン谷の姿を楽しむことができます。5月中旬頃からは美しいレモンの花、10月から12月にかけては鮮やかなグリーン色のレモンの果実、12月末頃から徐々におなじみの黄色く熟したレモン。季節ごとの香りや風景の移り変わりを楽しめます。

レモン谷出典:PIXTA

多々羅大橋とレモン谷のショットは絶景です。さわやかなレモンの香りに包まれながら、ぜひサイクリングや散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。日頃の疲れや、憂鬱な気持ちを吹き飛ばしてくれる、リフレッシュできる観光スポットです。

名称 レモン谷
住所 広島県尾道市瀬戸田町垂水
サイト https://www.hiroshima-kankou.com/spot/1061

2.瀬戸田サンセットビーチ

瀬戸田サンセットビーチ出典:PIXTA

800mにもわたる白い砂浜と、青い海の「瀬戸田サンセットビーチ」は、別名しまなみレモンビーチとも呼ばれています。更衣室やロッカールーム、シャワーを併設する中国地方でも屈指の海水浴場で、入場料は無料です。夏場になると多くの人で大変賑わいます。また、海水浴以外にもアクティビティが充実しており、レンタサイクルやシーカヤック、SUPなどがあります。さらに、キャンプ場やBBQサイトや、カフェも併設しており、たくさん遊んだ後にお腹を満たすことができます。一日中滞在していても楽しめるスポットです。

瀬戸田サンセットビーチ出典:PIXTA

そして、サンセットビーチという名の通り、夕日を一望するスポットとしても知られています。昼間はアクティビティや海水浴で楽しんだ後、地平線に沈む夕日をゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。音楽でもかけながら砂浜に寝転んで、語らいながらのんびり過ごす至福のひとときをご堪能ください。

名称 瀬戸田サンセットビーチ
住所 広島県尾道市瀬戸田町垂水1506-15
サイト http://www.onomichi-sunset-beach.jp/index.html

3.耕三寺博物館

耕三寺博物館出典:PIXTA

美しい装飾やその煌びやかさから「西の日光」とも呼ばれる「耕三寺博物館」。耕三寺は、大阪の元実業家の耕三寺耕三が、母への報恩感謝の思いを込めて建立された浄土真宗本願寺派の寺院で「母の寺」と呼ばれています。今はそのお寺の境内一帯を博物館として見学が可能です。
見ごたえのある堂塔は、さまざまな日本各地の国宝の建造物を手本として建設がされており、この「耕三寺様式」と呼ばれる造形が高く評価され、その内の15棟は国登録有形文化財に登録されています。また、奈良県室生寺の五重塔をモデルにしたものを見ることができます。

耕三寺博物館出典:PIXTA

耕三寺博物館のシンボルとも言える「孝養門」は、原作は日光東照宮陽明門で、豪華な極彩色の門が特徴的です。本堂(阿弥陀堂)も、宇治の平等院鳳凰堂がモデルで、大屋根の両端に鳳凰が羽ばたいています。境内ではスタンプラリーも開催されており、特製記念品を進呈もありますので、ぜひチャレンジしてみてください。

名称 耕三寺博物館
住所 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
営業時間 9:00~17:00
10:00~16:00(潮聲閣のみ)
※営業時間は変更になる場合があります。
サイト http://www.kousanji.or.jp/temple.html

4.平山郁夫美術館

平山郁夫美術館出典:PIXTA

1930年、瀬戸田町に生まれた画家・平山郁夫氏の数々の作品が展示されている「平山郁夫美術館」。入館料は、一般900円、大学・高校生400円、中学・小学生200円です。瀬戸田港から徒歩10分と大変アクセスのしやすい立地で、専用駐車場(無料)も約40台分完備です。

平山郁夫美術館出典:PIXTA

瀬戸内の青い海や、広い空、そして緑の島々の織り成す豊かな自然の中で育まれた感性をもつ平山郁夫は、「仏教伝来」を初めとする平和を願う作品を多く描いてきました。東西文化の交流の路シルクロードへの取材旅行は、現在35万kmにも及んでいるとのことです。
こちらの美術館では、5歳から15歳までの幼少期の作品から、「仏教伝来」までの作品、「仏教伝来」以降の作品、しまなみ海道五十三次などが展示されています。平山郁夫の生い立ちや貴重な少年時代の絵画など、平山芸術の原風景を発見することができるため、おすすめです。

名称 平山郁夫美術館
住所 広島県尾道市瀬戸田町沢200-2
営業時間 9:00~17:00(入館16:30まで)
休館日:原則無休
※営業時間は変更になる場合があります。
サイト http://hirayama-museum.or.jp/

5.瀬戸田パーキングエリア

瀬戸田パーキングエリア出典:PIXTA

愛媛県から広島県に入って最初のパーキングエリアの「瀬戸田パーキングエリア(上り)」は、多々羅大橋を眺めることができる絶好のビュ一ポイントでもあります。多々羅大橋の自転車歩行者道へ歩いて行くこともでき、多くの人が訪れるプチ観光スポットです。

瀬戸田パーキングエリア出典:PIXTA

売店の北側の壁面には、平山郁夫画伯が平成11年の「しまなみ海道」開通を記念して描き下ろした水彩素描画「しまなみ海道五十三次」の中から選ばれた2作品が設置されており、こちらも要チェックのスポットです。
パーキングエリアと言えば、やっぱりお食事とお土産。国内レモン生産量が全国1位ということもあり、レモンを使用したメニューやお土産品が数多く取り揃えられています。おすすめメニューは「瀬戸田レモンラーメン」。爽やかに香るレモンの風味がくせになるおいしさです。

名称 瀬戸田パーキングエリア
住所 広島県尾道市瀬戸田町荻5503-42
営業時間 8:00~19:00(平日)
8:00~19:30(土・日・祝)
※営業時間は変更になる場合があります。
サイト http://www.jb-highway.co.jp/sapa/setoda_up.php

生口島で最高にさわやかな休日を

今回は生口島で必見の観光スポット5選をご紹介しました。生口島はレモンの産地で、季節ごとの香りや風景の移り変わりを楽しめます。他にもアートや、絶景など見所がたくさんあり、1日中楽しめるでしょう。ぜひ、自転車でレモンのようなさわやかな潮風を感じながら、島内で皆さんのお気に入りスポットを探してみてください。お子さま連れのファミリーにもおすすめです。

TOP画像出典:PIXTA