涼やかな風に優雅な風景が広がる浜名湖。その辺りには遊園地を始めとして、航空自衛隊のテーマパーク、美しい花々が見られる公園など様々なスポットがあります。今回はそんな浜名湖のおすすめ観光スポットをご紹介します。
1.浜名湖ガーデンパーク
地域の学校や企業の協力の元、多くのボランティアの手で作られた都市公園です。園内面積は約57ha、東京ドーム10個分と広大で、浜名湖の景観と植物とのコントラストを楽しみながら散策するのにおすすめのスポットです。4月上旬には展望台横の3,000㎡の花畑に青々としたネモフィラの花が広がり、7月には同じ場所に黄色い向日葵の花畑が広がるなど、季節ごとに色とりどりの景色を見ることができます。特に5月~6月に「花の美術館」で見どころを迎えるバラの庭園は、印象派の絵画の中にいるかのような美しさを誇ります。夏場には水遊びに利用できる広場や子ども向けの広場もあるので、子ども連れのピクニックなどにもおすすめです。
浜名湖ガーデンパークは2004年に開催された浜名湖花博会場を再整備して開園された公園です。園内は西側エリア、街のエリア、里のエリアの3つに分かれています。西側エリアは広々とした芝生広場がメインとなっています。街のエリアは『「にぎわい」の空間』、里のエリアは『「落ち着き」の空間』となっています。園内を貫いている東西水路には、花博で人気を博した「いろどりクルーズ」が再登場しているので、運行日なら是非とも遊覧船ガーデンクルーズを楽しみたいものです。
施設名 | 浜名湖ガーデンパーク |
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所在地 | 静岡県浜松市西区村櫛町5475−1 |
サイト | http://www.hamanako-gardenpark.jp/ |
2.はままつフラワーパーク
四季折々の花が見られる公園です。園内はソメイヨシノやチューリップなどの花が咲き誇り、「フラワートレイン」というバスも走っています。こちらのバスはどんなに迷っても入り口まで運んでくれる優れもので、足元の悪い方やお年寄りにおすすめです。
およそ3,000種類もの草木があるフラワーパークでは、夏はアジサイ、ハナショウブやハスが咲き、ホタルを見ることもできます。秋にはバラ、キク、ベゴニアなど、冬はロウバイにウメ、温かい静岡県なので1月上旬からナノハナが咲き並びます。1年中美しい花を楽しむことができるフラワーパークは、浜松動物園に隣接していて、動物園といっしょに楽しむのが一番です。動物園とのセット券を利用して、正門から入って「フラワートレイン」で園内一周して、のんびり散策しながら花を眺めて動物園へと向かうのがおすすめです。
施設名 | はままつフラワーパーク |
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所在地 | 静岡県浜松市西区舘山寺町195番地 |
サイト | https://e-flowerpark.com/ |
3.浜松城
「浜松城」は徳川家康が武田信玄を迎え討つために作られ、以来、徳川家康が17年間に渡って居城した出世城として知られています。現在でも「曲輪」や野面積みで作られた石垣に戦の名残を見ることができます。城内には家康や城下町浜松の資料を展示しており、特に1階の「徳川家康の3D像」は必見の出来です。こちらは30歳前後の家康を等身大で再現したもので、彼の手相やしわ、毛穴の細部まで再現した屈指の完成度を誇ります。天守閣からは浜松市の風景を一望することができ、晴れた日には東に富士山を見ることもできます。城の周りにある公園内の日本庭園は深山式の回遊庭園で、春には桜、秋には紅葉を鑑賞することができます。
織田信長の天下統一に同盟軍として働くと共に東方の守りを分担したのが徳川家康で、武田信玄の駿河進出、さらに上洛への対応のために築城されたのが浜松城です。家康は1570年から1586年まで居城とし、激動の戦国時代を戦いに明け暮れて天下の覇者となる礎を作ったのがこの城です。歴史的に重要な城である浜松城には、意外にもファンタジックなものを見ることができます。およそ450年前に造られたお城の石垣にハートの形をした石。歴史を感じると共にハートの石を見つけるとちょっとしあわせな気分になるでしょう。
施設名 | 浜松城 |
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所在地 | 静岡県浜松市中区元城町100−2 |
サイト | https://www.entetsuassist-dms.com/hamamatsu-jyo/ |
4.浜名湖パルパル
浜名湖の周辺にあるリゾート型の遊園地です。ファミリー向けのものを中心に、小さな子どもでも楽しめるアトラクションが充実しているのが特徴です。全30種類のアトラクションのうち、2歳で12個、3歳で24個のアトラクションに搭乗することができます。誕生日には園内放送で誕生メッセージを読み上げてくれるサービスも実施しています。園内には「かんざんじロープウェイ」の発着駅もあるので、そのまま「浜名湖オルゴールミュージアム」と「大草山展望台」にも行くことができます。「浜名湖パルパル」は再入場することもできるので、周辺の施設を観光してから夕方に大観覧車に乗りに帰ってくるなんて遊び方も良いかもしれませんね。
浜名湖パルパルは舘山寺温泉の中にあるので、パルパルで一日アトラクションを楽しんだあとは、温泉でリフレッシュすることができます。パルパルに直結しているオフィシャルホテルはもちろん天然温泉があり、隣接して日帰り入浴施設もあるので気軽に温泉気分が楽しめます。せっかくの浜名湖湖畔なので、園内アトラクションのパルクルーズで浜名湖遊覧をするのもいいかもしれません。もっと浜名湖を楽しみたいなら、隣接している浜名湖マリーナで湖上を豪快にクルージングするスピードボートや免許無しで楽しめるパルチューなどのマリンレジャーもおすすめです。
施設名 | 浜名湖パルパル |
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所在地 | 静岡県浜松市西区舘山寺町1891 |
サイト | http://pal2.co.jp/ |
5.浜松市動物園
園内にはアメリカンバイソンやユキヒョウ、ヨーロッパオオカミなど一風変わった動物が飼育されており、中でもゴールデンライオンタマリンは日本で唯一、この動物園のみで飼育されている動物です。こちらは黄金の毛に覆われた小型のサルで絶滅危惧種にも指定された希少な動物です。親子だけでなく、大人の仲間同士でも餌を分け合う習性を持っており、給餌時間には餌を分け合う微笑ましい光景を見られることもあるようです。鳥類に関しても世界中から珍しい種類のものを集められており、エミューやヒメコンドル、ショウジョウトキなどを見ることができます。土日に実施されているイベントではカンガルーやニホンザルに餌やり体験をすることもできます。
浜松動物園の希少な動物はゴールデンライオンタマリンだけではなく、タマリンと同じように絶滅危惧種に指定されているユキヒョウのペアも飼育されています。様々な動物のペアリングと繁殖に成功している動物園なので、ペアリングを目的にして2018年2月から飼育開始となりました。ユキヒョウはその名の通り毛色が白やクリーム色をしたヒョウで、オスのコハクが名古屋市東山動物園、メスのリーベが札幌市丸山動物園からやってきたものです。
施設名 | 浜松市動物園 |
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所在地 | 静岡県浜松市西区舘山寺町199 |
営業時間 | 9:00~16:30 ※営業時間は変更になる場合があります。 |
サイト | http://www.hamazoo.net/ |
6.竜ヶ岩洞
「竜ヶ岩洞」は2億5千年前に形成された総延長1,000メートル以上の鍾乳洞です。最深部ではカルシウムを豊富に含んだ天然アルカリイオン水も湧き出しており、売店で「天恵の水」として購入することができます。洞内は年間を通して18度に保たれており、鳳凰やワニといった様々な動物を模した岩を見ることができます。鍾乳洞最大の見どころ「黄金の滝」は落差30メートルの大滝で、地底滝としては日本最大の規模を誇ります。夏場には近隣に竜ヶ岩洞あゆ狩り園もオープンし、合わせて楽しむことができます。
竜ヶ岩洞では狭い通路を奥へ奥へと洞くつ探検気分を楽しみながら、珍しい形をした鍾乳石を眺め、天から流れ落ちるような滝を見るために最奥部へと進んでいきます。地底への洞くつ探検のあとは、竜ヶ岩洞から流れ出る天然冷風と洞内水で足水が楽しめる「ようきた洞」で一休みも暑い夏にはオススメです。夏場にオープンする「あゆ狩り園」は、あゆのつかみ取りが楽しめるもので、30分間つかみ取り放題、捕まえた鮎だけ鮎の塩焼きが味わえるというものです。
施設名 | 竜ヶ岩洞 |
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所在地 | 静岡県浜松市北区引佐町田畑193 |
営業時間 | 9:00~17:00 ※営業時間は変更になる場合があります。 |
サイト | http://www.doukutu.co.jp/ |
7.龍潭寺
井伊直虎ゆかりの地として知られており、寺院内には「井伊家霊屋」や井伊直弼の母の住んでいた「松岳院跡」などの史跡を見ることができます。文化財としては「龍潭寺屏風 遊楽之図」や「旭英筆 龍の図」などが展示されており、企画展示では国指定の重要文化財「宋版錦繍万花谷 金沢文庫」が展示されます。
龍潭寺は名門井伊家発祥の地にあり、平安時代にはじまる井伊家40代の菩提寺となっている臨済宗妙心寺派の寺院です。龍潭寺は井伊家ゆかりの寺院としてだけでなく、小堀遠州が作庭された庭園は「竜潭寺庭園」として国指定名勝となっています。春のさつき、秋のどうだんつつじなど、四季折々に趣のある景観を楽しませてくれます。また、本堂には東照宮の「眠り猫」の作者として知られる名工、左甚五郎作の「竜の彫刻」や「鶯張りの廊下」があります。
施設名 | 龍潭寺 |
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所在地 | 静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989 |
営業時間 | 9:00~16:30 ※営業時間は変更になる場合があります。 |
サイト | http://www.ryotanji.com/ |
8.浜松八幡宮
樹木が生い茂る鎮守の森に静かに佇む「浜松八幡宮」は、浜松の市街地にある歴史ある八幡宮として知られています。短いながらも松の並木のある表参道があり、荘厳な雰囲気を味わうことができ浜松の歴史スポットとしては浜松城とともに一見の価値がある場所です。境内はおよそ4,500坪にもわたり、先人達が祭りの歴史を綿々と伝えて来た場所とされており、従来の祈祷に加えて車の祈祷も行っているため、不思議な空間を楽しむこともできます。
この八幡宮は徳川家康とも縁があり、徳川家康公が祈願所として武運長久を祈ったとされる伝えや、境内前にある天然記念物である、非常に大きく樹齢を感じさせられる楠の木「雲立の楠(くもたちのくす)」が悠然と伸びています。この木は三方ヶ原の戦いにおける家康公との逸話に登場しますが、実物を目の前にすると、流石の大きさに感動します。青々とした木々のそれぞれに、非常に新鮮な空気を感じることでしょう。
名称 | 浜松八幡宮 |
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住所 | 静岡県浜松市中区八幡町2 |
サイト | http://www.hamamatsuhachimangu.org |
9.方広寺
「方広寺」は”世の人々の苦しみや災難を除く権現様”として、鎮守に奥山半僧坊大権現が祀られている禅宗の臨済宗方広寺派の大本山です。境内には奥山半僧坊の化身とも呼ばれる”半僧杉”がそびえ立ち、黒門、五百羅漢、開山堂・観月院・奥の院など建物も多くあり、宿泊研修や食事もできる施設もあります。お寺を楽しむだけで、あっという間に1日が過ぎてしまいそうです。
本堂内部はとても広く、御本尊や裏庭にある庭園などを見て回るのが楽しみどころです。特に、お堂の梁に施された上り龍と下り龍の彫刻は緻密かつ壮大で大変見事です。本堂では実際に坐禅や写経を体験することもでき、従来のお寺見学では味わえない楽しみ方が方広寺にはあります。
名称 | 方広寺 |
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住所 | 静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1 |
営業時間 | 9:00〜16:00 ※営業時間は変更になる場合があります。 |
サイト | http://www.houkouji.or.jp |
浜名湖で思い思いのひとときを
いかがでしたか。テーマパークや歴史あるお寺など、様々な観光スポットをご紹介しました。次回浜名湖を訪れる際に、この記事の情報が参考になれば幸いです。
TOP画像出典:PIXTA
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