函館は、世界三大夜景に数えられることもあるほど美しい景観を誇る北海道の都市。明治の文明開化の様子を感じられるレトロモダンな建造物などの見どころにあふれています。今回は、そんな函館市のおすすめ観光スポットをモデルコースやグルメなどとあわせてご紹介します。
函館観光モデルコース【1日目】
まずは、五稜郭タワーへ
函館に着いてまず行きたいのが「五稜郭タワー」。高さ107mを誇る函館市のランドマーク的存在です。展望台から望めるのは、函館山や津軽海峡、そして特別史跡五稜郭跡の星型の美しい姿。タワーにはレストランや展示スペース、売店なども備わっています。また、新撰組副長の土方歳三のブロンズ像が建立されていることでも人気です。
名称 | 五稜郭タワー |
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住所 | 北海道函館市五稜郭町43-9 |
サイト | https://www.goryokaku-tower.co.jp/ |
昼食は、函館麺厨房あじさい本店へ
お宿に行く前、1日目の昼食には「函館麺厨房あじさい本店」がおすすめです。函館市内を中心に7店舗を展開しており、五稜郭の近くには本店があります。看板メニューの「塩ラーメン」はあっさりとしながらもコクがあり、特注ストレート麺との相性も抜群。創業以来多くのファンを獲得しています。餃子やシュウマイ、ザンギなどのサイドメニューも豊富です。
名称 | 函館麺厨房あじさい 本店 |
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住所 | 北海道函館市五稜郭町29-22 |
サイト | https://ajisai.tv/ |
午後は、金森赤レンガ倉庫へ
昼食後のお散歩は、明治時代に渡邉熊四郎が創業した「金森赤レンガ倉庫」へ。1980年代にショッピングモールや飲食店が立ち並ぶ観光名所になりました。工場直送の地ビールが飲めるお店や、お土産ショップに北海道の牛乳を使ったカフェなどが人気です。また、無料展示スペースやギャラリーなど、函館市の情報発信の場としても重要な役割を担っています。
名称 | 金森赤レンガ倉庫 |
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住所 | 北海道函館市末広町14-12 |
サイト | https://hakodate-kanemori.com/ |
日が沈んだら、函館山ロープウェイへ
日が沈んだら世界三大夜景のひとつを望む函館山の山頂へ続く「函館山ロープウェイ」へ。125人乗りの大きなゴンドラに乗りながら、遠ざかる街並みの明かりを楽しめます。山頂から一望できる函館の夜景は、思わず息をのむほどの美しさです。ロープウェイの営業時間は天候などによって変更になる場合があるので、事前にホームページを確認してください。
名称 | 函館山ロープウェイ |
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住所 | 北海道函館市元町19-7(山麓駅) |
サイト | https://334.co.jp/ |
函館観光モデルコース【2日目】
まずは、函館朝市へ
2日目の朝ご飯は、お宿の朝食はもちろん「函館朝市」もおすすめ。北海道ならではの蟹や鮭などの海産物のほか、珍味加工品、肉類など、北海道のグルメがひと通り揃っています。自分が釣りあげたイカを、その場でさばいてもらう「元祖活いか釣堀」は観光客に大人気。食堂は店舗により異なりますが、1月~4月は6時から、5月~12月は5時からオープンしています。
名称 | 函館朝市 |
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住所 | 北海道函館市若松町9-19(函館朝市協同組合連合会事務局) |
サイト | http://www.hakodate-asaichi.com/ |
次は、八幡坂へ
人の少ない午前中に行きたいのが、函館山へ導いてくれる「八幡坂」。さまざまな映画やCMなどのロケ地として知られています。かつて年配の夫婦が手を繋ぎながらスキップするCMがあったことから「チャーミーグリーンの坂」と呼ばれることもあるそう。坂の上からまっすぐに続く並木道は、写真スポットとしても人気です。
名称 | 八幡坂 |
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住所 | 北海道函館市末広町 |
サイト | https://www.hakobura.jp/spots/478 |
昼食は、函館まるかつ水産本店へ
函館に訪れたら食べつくしたい新鮮な魚介類。人気なのは老舗鮮魚店、マルカツ魚長食品が営む寿司店「まるかつ水産」。魚屋さんの直営店だけに、ネタの鮮度が高い寿司を低コストで味わえます。北海道ならではの珍しい地魚や旬のネタが豊富に揃っているので、何度行っても飽きずに楽しめます。シャリも上質で程良い粘り気があり、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。
名称 | 函館まるかつ水産 本店 |
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住所 | 北海道函館市豊川町12-10 |
サイト | https://www.hakodate-factory.com/marukatsu/shop_main/ |
午後は、旧函館区公会堂へ
函館市元町エリアのランドマークとしても知名度が高い「旧函館区公会堂」。1910年に建築された洋風建築の代表的な建造物で、1974年に国の重要文化財に指定されました。館内には明治時代の調度品をそのまま展示しており、公会堂を中心とした時代の変遷を肌で感じることができます。長らく休業していましたが、2021年4月に改修工事を終えリニューアルしています。
名称 | 旧函館区公会堂 |
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住所 | 北海道函館市元町11-13 |
サイト | https://hakodate-kokaido.jp/ |
最後は、はこだて明治館へ
お土産を買うのにぴったりなのが「はこだて明治館」。もともと1911年に道内初の郵便局として建立された、旧函館郵便局の建物を利用しています。赤レンガが特徴のレトロ感ただよう館内では、北海道の民芸品やガラス製品、オルゴールなどの買い物に加え、手作りオルゴール、サンドブラストなどの体験もできます。体験はホームページから事前予約が必要です。
名称 | はこだて明治館 |
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住所 | 北海道函館市豊川町11-17 |
サイト | https://www.hakodate-factory.com/meijikan/ |
ここも訪れたい!函館の見どころ5選
1.函館市旧イギリス領事館
函館が国際貿易港として開港した1859年以来、異国情緒あふれる港町を彩ってきた「函館市旧イギリス領事館」。展示室では当時の領事執務室や家族居室の様子を見学できます。実際にイスに腰掛けたり、一部の調度品に触れたりすることもできます。18種類ものバラに囲まれた、美しい洋風庭園も見どころのひとつです。
名称 | 函館市旧イギリス領事館 |
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住所 | 北海道函館市元町33-14 |
サイト | https://www.fbcoh.net/ |
2.函館聖ヨハネ教会
茶色の十字形をした屋根が特徴の「函館聖ヨハネ教会」。歴代の牧師たちは函館市内に学校や福祉施設を設け、社会活動に精力的だったそうです。現在でも内部の見学はもちろんのこと、日曜礼拝やイベントが開催されています。事前予約制での見学が可能ですが、予約の際は事前に公式サイトを確認してください。
名称 | 函館聖ヨハネ教会 |
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住所 | 北海道函館市元町3-23 |
サイト | https://www.nskk-hokkaido.jp/church/hakodate.html |
3.湯の川温泉
北海道三大温泉郷のひとつに選ばれている「湯の川温泉」は、函館空港から車で5分というアクセスの良さで、帰りがけに温まっていくのもおすすめ。特に湯の川温泉電停前にある足湯スポット「足巡り舞台」は、多くの旅行客が旅の疲れを癒しに訪れています。泉質はナトリウムやカルシウム塩化物泉と保湿成分に長けており、神経痛などに効果があると言われています。
名称 | 湯の川温泉 |
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住所 | 北海道函館市湯川町 |
サイト | https://hakodate-yunokawa.jp/ |
4.天使の聖母トラピスチヌ修道院
1898年に、日本初の女子観想修道院として設立された「天使の聖母トラピスチヌ修道院」。函館山と市街地に対面する高台にひっそりと佇む建物は、異国情緒あふれるレンガ造りの外観と厳かな雰囲気の内装で多くの観光客を魅了しています。併設されている資料館には当時の修道院での日常生活を展示しており、修道女手作りのお菓子や工芸品の販売もあります。
名称 | 天使の聖母トラピスチヌ修道院 |
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住所 | 北海道函館市上湯川町346 |
サイト | http://www.ocso-tenshien.jp/ |
5.立待岬
函館山の左端に位置する「立待岬」。海抜約30mもの断崖がそそり立ち、明治時代には函館の要塞として利用されていました。岬の一角は「はまなす公園」として整備されており、夏には北海道の花として親しまれているハマナスの花が咲き乱れます。冬期には岬まで道路が車両通行止めになりますので、訪れる前に一度公式サイトで確認してみてください。
名称 | 立待岬 |
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住所 | 北海道函館市住吉町 |
サイト | https://www.hakobura.jp/spots/587 |
函館のおすすめグルメ4選
1.ラッキーピエロ
「ラッキーピエロ」は、函館市を中心とした“道南エリア”で17店舗を展開するハンバーガーのローカルチェーンです。地元密着にこだわっており、地元の人たちには「ラッピ」と呼ばれ愛されています。チャイニーズチキンバーガーやジンギスカンバーガー、1日20食限定の3階建て函館山ハンバーガーなど個性豊かなメニューを味わえます。
名称 | ラッキーピエロ ベイエリア本店 |
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住所 | 北海道函館市末広町23-18 |
サイト | https://luckypierrot.jp/ |
2.ハセガワストア
「ハセガワストア」は、北海道函館市で誕生したローカルコンビニチェーンです。店内でつくるやきとり弁当が美味しいと口コミで広まり、次第にたくさんの観光客が訪れるようになりました。ちなみに「やきとり弁当」といっても、使われているのは豚肉。道南エリアに養豚場が多いことや、豚肉に栄養が豊富に含まれていることなどが理由だといわれています。
名称 | ハセガワストア ベイエリア店 |
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住所 | 北海道函館市末広町23-5 |
サイト | https://www.hasesuto.co.jp/ |
3.グルメ回転寿司 函太郎
地元函館から北海道全域、東北や関東地方にまで店舗を広げる注目の寿司店「グルメ回転寿司 函太郎」。北海道ならではのおいしい海鮮がリーズナブルな価格で食べられるということで、人気があります。函館や道内の鮮度の高いネタを仕入れいち早く提供することで、鮮度は抜群。創作メニューも豊富なので、家族連れにも人気です。
名称 | グルメ回転寿司 函太郎 宇賀浦本店 |
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住所 | 北海道函館市宇賀浦町14-4 |
サイト | https://www.hk-r.jp/shop/g_kantaro/menu.html |
4.六花亭
北海道を代表するお菓子メーカー、「六花亭」。レーズンとホワイトチョコレートを合わせた大ヒット商品・マルセイバターサンドや、フリーズドライしたいちごにチョコレートをコーティングしたストロベリーチョコが有名です。五稜郭店はまるで美術館のように美しい外観が魅力。お菓子を購入できるだけでなく、喫茶店でお茶とお菓子、オリジナルスイーツを楽しめます。
名称 | 六花亭 五稜郭店 |
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住所 | 北海道函館市五稜郭町27-6 |
サイト | https://www.rokkatei.co.jp/ |
函館で一度は泊まりたい宿2選
HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館
朝食が美味しいと高く評価を受けている「HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館」。この朝食のためだけに宿泊し、リピーターになる観光客が多いことでも有名です。お料理はイクラやウニなどの魚介類やオリジナルスイーツなど、その数150種類以上はあるといわれ、北海道ならではの「体にやさしい朝食」をいただけます。街の夜景を見渡せる露天風呂もおすすめ。心もお腹も満腹な滞在が叶います。
施設名 | HOTEL&SPA センチュリーマリーナ函館 |
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Reluxグレード | グレード1 |
住所 | 北海道函館市大手町22-13 |
施設の特色 |
・朝食が美味しいと高い評価 ・150種類以上もある朝食 ・街の夜景を見渡せる露天風呂もおすすめ |
湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館
函館空港からも函館駅からも好アクセスな地に建つ「湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館」。宿の自慢のひとつはなんといっても温泉。名湯と名高い「湯の川温泉」が、贅沢に注がれています。おすすめは展望露天風呂。昼間は大空を飛ぶ飛行機、夜は満天の星を眺めながら癒しの湯浴みが叶います。津軽海峡で獲れた新鮮な魚介類、道南の山の幸を思う存分味わえるお料理も心行くまで堪能してください。
施設名 | 湯の川温泉 望楼NOGUCHI函館 |
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Reluxグレード | グレード2 |
住所 | 北海道函館市湯川町1-17-22 |
施設の特色 |
・湯の川温泉が注がれる大浴場 ・絶景の展望露天風呂 |
自然も歴史もグルメも!函館観光を楽しみ尽くそう
北海道函館市では、雄大な自然だけでなく、明治時代に開港した影響で異国情緒あふれる洋館や教会などを楽しむことができます。当時の文化を学んだりおいしいグルメを堪能したり、函館観光を満喫しましょう。
TOP画像出典:写真AC
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