宇都宮と言えば「餃子の街」として全国的に有名ですが、グルメ以外にも見どころがたくさんあります。そこで今回は宇都宮を代表する観光スポットはもちろん、宇都宮の自然を満喫できるような公園など、気になるスポットを厳選してご紹介します。東京から新幹線で約1時間とアクセスの良い宇都宮へ出かけてみてはいかがでしょうか。
1.大谷資料館
宇都宮駅から車で30分の場所にある「大谷資料館」は、大谷石の歴史を学ぶことができる資料館です。この施設の見どころとも言うべき場所が、地下にある採掘場跡。2万㎡もの広大な空間が広がるなかを歩いていくと、まるで地下神殿を探検する冒険家になったかのような気分に浸れます。
「大谷資料館」では、歴史だけではなく、大谷石の採掘方法や使われた道具についても学べます。そもそも大谷石ははるか2,000万年前の火山噴火によって徐々に形成されたもの。古墳時代から昭和33年まで約1,500年以上の長きにわたって石切場として使われました。奈良時代の国分寺の土台の石が採掘されたのもここです。大谷石の採掘現場跡からは、当時の採掘の過酷さが伺えます。ちなみにテレビやドラマのロケ、セミナーやコンサートなど幅広き用途に使われています。
名称 | 大谷資料館 |
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住所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
サイト | http://www.oya909.co.jp/ |
2.大谷平和観音
大谷資料館とともにチェックしておきたいのが、大谷資料館から徒歩12分の場所にある「大谷平和観音」。採石場跡に掘られた高さ約27mの大観音像で、そのすべてが手で掘られています。基本的には下から眺めることになりますが、観音像の脇にある階段を登ると観音像の背後に回ることができ、大谷寺など周囲の景色を見渡せます。
大谷平和観音は、大平洋戦争で犠牲になった人々を弔うために造られました。大谷観光協会や東京芸術大学教授である飛田長次郎氏、そして地元の人々の協力と熱意で平和観音を生み出しました。特に飛田長次郎氏の手彫りによる観音像の精巧さは芸術そのもの。情熱なしでは決して完成しなかった力作です。完成から60年経った今でも、平和を願う観音様が大谷を訪れる観光客を暖かく見守ってくれています。
名称 | 大谷平和観音 |
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住所 | 栃木県宇都宮市大谷町1174 |
3.餃子像
宇都宮駅西口にある「餃子像」は、ビーナスが餃子の皮に包まれているというなんとも珍しい石像です。1994年にテレビ番組の企画の一端として宇都宮市と協力のもと作られました。使われている石材は、宇都宮の特産でもある大谷石。高さは1.6mあり、宇都宮のシンボルとなっています。餃子の街・宇都宮のシンボルとして、多くの観光客を出迎えています。
名称 | 餃子像 |
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住所 | 栃木県宇都宮市川向町1−23 |
4.喜連川温泉
「喜連川温泉」は栃木県の北東に位置しています。五葉松やサザンカ、ドウダンツツジ、クルメツツジが植えられている。自然を感じながらの入浴は、日々の喧騒を忘れさせてくれます。鉄分を含む弱アルカリ性単純泉は「美肌効果」があるため、女子旅にもおすすめです。
浴場は自然石を利用したこだわりに富んだ造りであり、心休まるひとときを味わえるでしょう。また、レストランやカフェの施設を有しており、風呂上がりも快適に過ごせます。交通の便も良く、電車や車で行くことが可能です。温泉にゆっくりと入り、心と身体を癒すといいでしょう。
名称 | 喜連川温泉 |
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住所 | 栃木県さくら市喜連川 |
サイト | https://www.tochigiji.or.jp/spa/7165/ |
5.宇都宮城址公園
「宇都宮城址公園」は、「宇都宮城」の一部を復元して作られた公園です。宇都宮駅近くに位置するため電車でも車でも訪れることができます。平安時代後期に徳川将軍家の宿泊所として作られました。現在は観光スポットとして多くの人で賑わいます。
自然に囲まれた城は眺めているだけでも、心が癒やされるでしょう。ぜひ、癒しのひと時を味わうためにも、宇都宮城址公園に行ってみてはいかがでしょうか。
名称 | 宇都宮城址公園 |
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住所 | 栃木県宇都宮市本丸町旭1 |
6.宇都宮動物園
「宇都宮動物園」は、動物と直接触れ合えると話題の動物園です。一般的な動物園というと、動物を檻の外から眺めていることが多いですが、こちらでは園内で販売されているエサを購入すると、手渡しでキリンやゾウにエサをあげることができるという貴重な体験ができます。アムールトラやアジアゾウなど絶滅の危機に瀕している動物も飼育されており、目の前で見ることができます。また、園内には、レトロ感漂う遊園地が併設され、高さ30mの観覧車やライオンの顔をかたどったジェットコースターなど子供が喜びそうなアトラクションが満載。遊園地と動物園、両方を思う存分楽しんではいかがでしょうか。
宇都宮動物園の遊園地は、非常にリーズナブルな点が魅力です。子供や大人でも200〜300円程度で遊べます。ここで遊べるアトラクションは観覧車やジェットコースターだけではありません。ゴーカートやちびっこプラザ、ボートなど幅広く遊べます。夏にはちびっこプールが解禁され、はしゃぐ子供達でいっぱいです。1日中遊べる上に、ポテトやからあげなどもお楽しみいただけます。
名称 | 宇都宮動物園 |
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住所 | 栃木県宇都宮市上金井町552-2 |
サイト | http://www.utsunomiya-zoo.com/ |
7.宇都宮森林公園
宇都宮の自然のなかでアクティビティを楽しみたいという方におすすめなのが「宇都宮森林公園」。赤川ダムを中心とした公園で、サイクリングやハイキングといったアクティビティを満喫できます。貸出のサイクリングは、補助輪が付いた幼児向けから大人用のマウンテンバイクなど様々。特殊な2人乗り自転車もあり、会話を楽しみながら2人で運転できます。また、無料で利用できるバーベキュー場が設置されているのも魅力の一つ。美しい自然のなかで、美味しいお肉や野菜が食べられる人気のスポットです。
「宇都宮森林公園」の最大のポイントは、古賀志山へハイキングができること。この山は日本百低山の一つで、ロッククライミングの場としてレジャー施設が揃っています。森林公園からのコースは、北登山道コースと南登山道コースの2つがあります。どれも初心者にとって優しいコースです。また、東稜展望台などの絶景ポイントからは奥日光の山々や筑波山、宇都宮市街などを見渡すことができます。
名称 | 宇都宮森林公園 |
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住所 | 栃木県宇都宮市福岡町1074-1 |
サイト | http://forestpark-utsunomiya.jp/ |
8.松が峰教会
「松が峰教会」は、国の登録有形文化財に登録されているカトリック教会です。大谷石を使った白い石造りの外観が美しく、周囲には重厚な雰囲気が漂います。内部は自由に見学できるそうです。また、堂内には、1978年に奉献されたパイプオルガンがあり、見学中にその音色を耳にできることもあるのだとか。荘厳なオルガンの音色に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
この教会はフランスの聖職者カジャック神父によって創設されました。1888年には彼によって宇都宮天主公教会が設立し、1910年には教会最初の建物が完成しました。現在見られる建物は1932年の昭和初期に建設されたものです。スイスの建築家によって設計された教会は、荘厳な石造りの建物で美しいです。大平洋戦争時には空襲で被害に遭いましたが、2年後には完全に修復されています。1997年には登録有形文化財に指定され、史跡としても注目を集めています。
名称 | 松が峰教会 |
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住所 | 栃木県宇都宮市松が峰1-1-5 |
サイト | http://www2.ucatv.ne.jp/~matumine.sea/ |
9.長岡百穴古墳
大自然の中に位置しており、情緒あふれる風景が広がっている「長岡百穴古墳」。大小あわせて52個の横穴が不思議な景観を作り出していて、全ての穴の内壁には「馬頭観音像」「地蔵菩薩像」が彫られています。願いが叶うことで知られており、パワースポットとして運気上昇も効果も期待できるでしょう。
江戸時代や室町時代から残っている墓は少ないため貴重です。墓の上は森林になっており、鳥やリスなどの動物が多く生息しています。大自然に存在している歴史溢れる長岡百穴古墳を見て、安らぎのひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
名称 | 長岡百穴古墳 |
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住所 | 栃木県宇都宮市長岡町373 |
10.うつのみや遺跡の広場
「うつのみや遺跡の広場」は、国指定史跡。場内には、宇都宮市最大で7世紀ごろに建造されたという将軍塚古墳や復元された建造物などがあり、宇都宮の歴史を学ぶことができます。資料館には、遺跡から出土した資料が展示。当時の貴重な資料を目にすることができます。「よみがえる太古」のキャッチフレーズ通り、古代宇都宮の遺跡が豊富に残っている公園です。
「うつのみや遺跡の広場」は、根古谷台遺跡という縄文時代前期の大規模集落を再現しています。縄文時代の集落としては、関東の中で最も大きいです。ここでは、竪穴住居跡や掘立柱建物跡など縄文文明を匂わせる数々の建造物の跡が発見されました。公園内でその建造物跡の大きさに圧倒されるでしょう。祭祀に関する出土物が多いので、祭祀目的に利用された遺跡ではないかと言われています。三内丸山遺跡以外の大規模な縄文遺跡としてはかなりおすすめです。
名称 | うつのみや遺跡の広場 |
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住所 | 栃木県宇都宮市上欠町151-1 |
営業時間 | 9:00~17:00(4月~10月)、9:00~16:30(11月~3月) ※営業時間は変更になる場合があります。 |
サイト | https://www.tochigiji.or.jp/spot/6014/ |
11.宇都宮二荒山神社
「トヨキイリヒコノミコト」や「オオモノヌシノミコト」を祀っている「宇都宮二荒山神社」は、宇都宮のパワースポットとして知られる神社。周りをビルに囲まれた街中にある神社ですが、周囲には木々が生い茂る、穏やかな空間となっています。境内にある「明神の井」は、宇都宮名水の一つとして数えられたこともある湧水で、明治天皇のお茶をたてるのにも使われたそうです。
「宇都宮二荒山神社」は、歴史が古くその起源は1,600年前に遡ります。その昔、崇神天皇の第一皇子であった「トヨキイリヒコノミコト」は、天皇の命で今の宇都宮の地域に遠征しました。彼はこの地域を繁栄させ、その栄華は子孫代々受け継がれました。「トヨキイリヒノコノミコト」の子孫であるナラワケノキミは彼を祭神として今の下之宮に祀ったのが神社の始まりです。「トヨキイリヒノコノミコト」は後世戦いの神として、徳川家康や源義家など歴史上の偉人たちに崇められたと言われています。
名称 | 宇都宮二荒山神社 |
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住所 | 栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1 |
サイト | http://futaarayamajinja.jp/ |
12.氷室あじさい坂
坂道の両側に1,000本植えられたあじさいが絶景と評判のスポット「氷室あじさい坂」。入場料もかからないため、日帰りで訪れる人も多いです。あじさいにより作られる幻想的な雰囲気は、非日常的で美しく癒しを感じられること間違いありません。
町内会が手入れや草刈りをして環境を守っているため、いつ訪れても美しい景色が楽しめます。また、あじさいには色んな種類があることで知られています。ここ「氷室あじさい坂」でも数十種類のあじさいが咲いており、癒しの世界に浸ることができるでしょう。
名称 | 氷室あじさい坂 |
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住所 | 栃木県宇都宮市氷室町1649 |
13.オリオン通り商店街
宇都宮駅から徒歩約15分の場所にある「オリオン通り商店街」は、1948年にできた商店街。アーケード付きの商店街なので、雨が降ったときも安心です。飲食店が多く立ち並び、宇都宮餃子館など宇都宮ならではのグルメを食べられるスポットもあります。土日・祝日は、イベントを開催していることもあるそうなので、近くに行ったときには少し覗いてみてはいかがでしょうか。
「オリオン通り商店街」は戦前には前進とされる新ハンバが発達しました。本格的に繁栄するのは戦後。ネオンアーチ設置や商店街エリア拡張などオリオンをさらに栄えさせるための事業が行われました。最近はショッピングモールが乱立したため、衰退の一途をたどっていますが、昔と変わらず商店街としての地位を保っています。
名称 | オリオン通り商店街 |
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住所 | 栃木県宇都宮市曲師町 |
サイト | http://www.orion.or.jp/ |
14.栃木県中央公園
昭和天皇の在位50周年記念で開園した「栃木県中央公園」は、古くから市民の憩の場として親しまれてきた公園です。園の中央には、昭和大池と呼ばれる大きな池があり、中央からは噴水が飛び出します。春には桜、秋には鮮やかな紅葉を目にすることができます。ほかにも園内では、ツバキやバラ、紫陽花など一年中何かしらの花が見ごろを迎え、見ごたえ抜群。四季折々の花々を眺めながら、公園内を散策してはいかがでしょうか。また、園の西側には「栃木県立博物館」があり、日光の動植物や栃木県の歴史などを学ぶことができます。「栃木県中央公園」に立ち寄った際は、ぜひ足を運んでみてください。
名称 | 栃木県中央公園 |
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住所 | 栃木県宇都宮市睦町2-50 |
サイト | http://www.t-chuokoen.jp/ |
15.栃木県子ども総合科学館
「栃木県子ども総合科学館」は、科学及び科学が術の進歩が観察できる場所です。心豊かで創造性に富んだ社会人を育てることがコンセプトになっていて、「遊ぶ・見る・学ぶ」ことができます。子供を連れていけば思い出として心に刻まれるでしょう。
近現代をモチーフとしてデザインは、子供だけではなく大人の想像力も発展させます。プラネタリウムでは、宇宙にいるような感覚を体感することができ、自然のイルミネーションを楽しむことができるでしょう。館内にはレストランやカフェもあるので一日中楽しめる施設になっています。
名称 | 栃木県子ども総合科学館 |
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住所 | 栃木県宇都宮市西川田町567 |
サイト | https://t-csm.jp/ |
16.八幡山公園
宇都宮の中心地に佇む「八幡山公園」は、宇都宮タワーやゴーカートといった施設がある、自然にあふれた公園。中央にある宇都宮タワーからは、市内の景色を一望でき、春になると周辺には桜が咲き乱れます。お子さん連れに人気なのが「ゴーカート」。そのほかクジャクやキツネザルなどが見れる動物舎もあり、珍しい動物を観察することもできそうです。
公園内にある宇都宮タワーは、高さ89メートルで、高さ30メートルの展望台があるスポットです。外見は東京タワーそっくりで、まるで本家が小さくなったように見えます。テレビ局の電波塔でありながら展望台がある例は日本でも稀なこと。展望台からは、宇都宮市はもちろんのこと、日光や那須の山々を一望できます。このように宇都宮タワーはランドマークとしても絶景スポットとしても、とてもおすすめな場所です。
名称 | 八幡山公園 |
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住所 | 宇都宮市塙田5-1-1 |
サイト | http://hatimanyama.jp/ |
17.宇都宮タワー
「宇都宮タワー」は標高158m地点に立地しているため、日光や富士山を一望することができます。オープン当初は「八幡山緑地内テレビ中継塔」という名前でテレビの電波塔として使用されていました。1980年11月14日に「宇都宮タワー」と名前が変更されて、展望台として観光スポットになりました。
宇都宮タワーのような展望台付きの電波塔は全国的に珍しいため、全国からここを目当てに訪れる人も多いそうです。クリスマスやお花見の時期になるとライトアップされて、一段と景色が色づきます。ぜひ宇都宮の町の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
名称 | 宇都宮タワー |
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住所 | 栃木県宇都宮市塙田5丁目2-70 |
サイト | http://tower-fan.nishimitsu.com/utunomiya.htm |
宇都宮の観光スポットを満喫
いかがでしたか。定番のスポットから自然が満喫できる公園など一度は訪れたい観光スポットが満載の宇都宮。都心から電車ですぐに足を運べるというのも魅力の一つです。豊かな自然が残り、美味しいグルメも食べられる宇都宮で忙しい時間を忘れ、充実した時をお過ごしください。
TOP画像出典:PIXTA